2023.8.6 保全地域の植樹群 -道下と斜面の違い-
いよいよ夏本番。毎日うだるような暑さです。熱中症アラートも頻繁に発出されていることから重作業は敬遠して、下草刈りと植樹の獣害対策中心に行いました。
保全地域の植樹群 -道下と斜面の違い-
今日の参加者は4名。さすがにこの暑さですので、無理せずお休みの人も多いようです。
刈払機、増えました(^^)
りんどう坂のツルリンドウ
いつもミーティングをしている里仁会館前は日差しが強く日陰もないということで、入山口に移動してミーティングをすることになりました。
今回の活動エリアは通称看板エリアと呼ばれている場所の谷側の端。
ふれあいの森結成当初間伐を行っていた場所で、その時植樹した山桜が元気に育っています。
おおよそこの辺。冬の衛星写真なのでしょうか。広葉樹林は葉が落ちているのでなにも生えてないように見えます。
道中、リンドウ坂にて。この辺はツルリンドウで覆われていたそうです。
「リンドウ坂、名前変えなきゃいけないな。」ちょっと寂し気な会長のつぶやきが聞こえました。
あった!
健気にツルリンドウが生き残っていました。
植樹のお手入れ
作業エリア到着。今日はここの植樹エリアを整備します。
大分育ってくれていますね。
結成当初植えたヤマザクラ。もう鹿よけネットがなくても大丈夫そうです。
こちらは山側の植樹。以前、刈り取った下草を積んでおいたところです。
少し元気を取り戻したように見えます。草も生えてきています。
全体的に、元気に育っている植樹は道のすぐ下にある場合が多く、斜面の途中に植えたものは育ちが悪いという傾向があります。
おそらく、斜面に降った雨はサァーッと谷に流れて行ってしまいますが、道があると、そこに一旦留まり、地面に水が浸透していくからではないかと想像します。
刈った下草を摘んでおいたおかげで、流れ去る水を地面に浸透させ木や草の育ちがよくなったのかもしれません。皆さんはどう思われるでしょうか。
ここはもう少し先の道の山側。
道の山側の斜面ですがそこそこ育っています。下草が多いおかげで水の浸透もいいのかな。
もう少し行くと分かれ道。
土留めが続いている左側が本来の道のはずですが、右側の方がはっきりと道が見えます。右の道は斜面の途中で消えていました。
けもの道の大通りかもしれませんね。
メインの植樹エリアに戻って一本一本チェック。
これは根元に穴が開いていました。
猪が掘り返したのかもしれません。
植樹エリアの状況を把握したら作業開始です。
不要になったネットを外してから、下草を刈って元気のない植樹の根元に積んでいくことになりました。
これは立派に育ったサクラの木。
ネットを突き破って幹が成長しています。
ネットを取り外すときれいな桜の木が現れました。
こちらはコナラでしょうか。
ネットを枝が取り込んでしまって、完全に取り除くことができませんでした。すごい生命力。
取り外したネットは丸めてここに保管。再利用予定です。
大分すっきりしたような気がします。
きれいになった植樹エリアを眺めながら昼休憩です。
只今の気温。
27.9℃。いつもより高めですが、町中は35℃近いですから快適に感じます。
午後は獣道大通りのあたりの下草刈りと、刈った下草の植樹エリアへの移動をします。
昨年ススキを刈ったせいかそれほど茂ってはいませんでしたが、周辺の植樹の成長を邪魔しない程度に刈りました。
下草の収穫(笑)
植樹エリアまで引っ張っていきます。
こんな感じで積んでおきました。
階段補修
残った時間で階段を補修しながら下山します。
補修用の材は6月に運んできた丸太。
くさびで割って、土留めと杭を作ってから出発。
階段4段補修しながら下山しました。
熱中症を警戒しましたが、快適に作業ができました。
次回もまた保全地域に入ります。下草を積んだ植樹がどうなっているのか楽しみです。
本日もお疲れ様でした。